ふろふき大根 ごぼうみそ添え
いちばんおいしい冬の大根の味を生かすために、シンプルに調理します。ごぼうみそは多めにつくり、白がゆと合わせてもおいしいくいただけます。
写真: 蛭子 真
*1人分
*1人分
材料
(2人分)
つくり方
大根は皮をむいて厚みを半分に切る。皮は「大根の皮の浅漬け」に使える。
鍋に大根と米のとぎ汁を入れて30分間ほどゆでる。ざるに上げて表面を洗ってとぎ汁を落とす。鍋に入れて昆布だしと粗塩を加え、落としぶたをして40分間ほど沸騰させないように煮る。ゆで汁は【だしあん】に使うのでとっておく。
【ごぼうみそ】をつくる。ごぼうはやさしく洗って土を落とし、紙タオルで水けを拭き、皮ごとすりおろす。フライパンに入れ、中火でいって水分をとばす。火を弱めてごま油を加えてなじませ、みりんを加えてアルコール分をとばす。ボウルにみそを入れ、ごぼうと混ぜ合わせる。密閉容器に入れて冷蔵庫で1週間ほど保存可能。
【だしあん】をつくる。【水溶きかたくり粉】は混ぜ合わせて30分間以上おいてなじませておく。【A】を鍋に入れて強火にかけ、ひと煮立ちさせる。火を止めて鍋の中身を箸でかき混ぜながら【水溶きかたくり粉】を加え、中火に1分間ほどかけて火を止める。器に2を盛り、【だしあん】をかける。
3の【ごぼうみそ】大さじ1に、昆布だしを加えて混ぜ、4の大根にのせる。ゆずの皮を散らす。
◆昆布だしのとり方◆
鍋に2.5リットルの水を入れ、昆布1枚(15×20cm)をつけて3時間ほどおく。弱めの中火にかけ、沸騰する直前にふたをして火を止め、1日おく。冷蔵庫で3日間ほど保存可能。
昆布は「大根の皮の浅漬け」に使える。
【こちらのレシピも参考に!】
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ほうれんそうののり巻き
このレシピをつくった人
吉村 昇洋さん
広島県の曹洞宗八屋山普門寺・副住職。臨床心理士。相愛大学非常勤講師。曹洞宗大本山永平寺での修行生活の中で、調理を行う「大庫院」に所属。現在は精進料理教室を主宰。また、「料理僧三人衆」の一人として食を通じて仏教を伝える活動に励む。
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